長野県飯田OIDE長姫高等学校原動機部ブログ

飯田OIDE長姫高校原動機部のブログへの訪問ありがとうございます。私たち原動機部は、競技用の電気自動車・電動自転車を部員が一丸となって製作し、大会に向けて日々活動しています。このブログでは、そんな原動機部の日々の記録などを紹介しています。コメント等も大歓迎です。どうぞごゆっくりご覧ください!

アルマイト実験と信毎選賞

こんにちは!

先日学校のクラスに石油ストーブが配備されました。

11月も中旬に入り日中でも寒い日があるので、とてもありがたかったです。

北海道や東北では、雪が積もったところもあるようです。

ここ飯田の初雪はいつ降るのかが、待ち遠しいです。

 

さて今アルマイトの係の人が定期的にアルマイトの実験をしています。

 

今回はその様子を紹介します。

 

使う材料は使用しなくなったアルミ部品を使います。

 

f:id:oidegendouki:20191116155038j:plain

まずスクラップの表面をきれいにします。

 

今回は新しく入手した復活洗浄剤(アルミ用)という洗剤を使いました。

 

f:id:oidegendouki:20191116155043j:plain

 

f:id:oidegendouki:20191116161525j:plain

終了したら中性洗剤で洗浄します。

 

洗浄が終わったら陽極棒にアルミ線を巻き付け材料を通します。

 

      

f:id:oidegendouki:20191116161829j:plain

通したらその穴に爪楊枝を差し込み固定します。

 

それが終わったら容器に希硫酸という電解液を入れ、その中にアルマイトするスクラップを入れ電気を流します。

f:id:oidegendouki:20191116162534j:plain

f:id:oidegendouki:20191116162528j:plain

f:id:oidegendouki:20191116162524j:plain

これで表面を整えます。

 

電気を流すと泡が出てきますが、有毒なので出てくる空気を吸い込んではいけません。

 

これで45分間置いておきます。

 

それと並行して、IH卓上コンロで今回使う染色液と封孔液を温めて既定の温度に保ちます。

f:id:oidegendouki:20191116154850j:plain

f:id:oidegendouki:20191116155020j:plain

これが染色液です。

 

今回は緑を使いました。

f:id:oidegendouki:20191116155025j:plain

これが封孔液です。

 

スクラップの加工と液の加熱が終わったら、水洗いをして染色液に10分間漬け込みます。

 

その作業が終わったら、水洗いをして今度は封孔液に15分から20分間漬け込みます。

 

これでアルマイトができます。

f:id:oidegendouki:20191116155028j:plain

f:id:oidegendouki:20191116155034j:plain

 

これが完成品です。

 

上が表面で下が裏面です。

 

作った人に聞くと「表面を次はこれよりももっときれいに仕上げたい。」と、言っていました。

 

今回のようにいいものが製作できるように、日々研究していきたいです。

 

さて話は変わりますが、先日「第24回信毎選賞」を受賞してのでその表彰式に、3年生の代表者と顧問の先生が行きました。

 

信毎選賞とは、文学・芸術・スポーツなど様々な分野において活躍し、将来なお一層飛躍が期待される人・団体に贈られる賞です。

 

f:id:oidegendouki:20191117171441j:plain

f:id:oidegendouki:20191117171446j:plain

これが表彰式の様子です。

 

表彰の写真に写ってる人は、原動機部と一緒に受賞されたピアニストの藤田真央さんと、女子柔道57キロ級の出口クリスタさんと、日本ジビエ振興協会の方です。

 

その後、祝賀会が行われ、各業界の方々と共に食事をいただきながら、歓談する場があり、競技車両の展示も行いました。

f:id:oidegendouki:20191117171449j:plain

また、個人で今回受賞された出口クリスタさんと藤田真央さんと記念撮影をしてもらうことができました。 

f:id:oidegendouki:20191117171432j:plain

f:id:oidegendouki:20191117171436j:plain

 

 今回このような名誉ある賞をいただいたので、これからその賞の名に恥じないような活躍をできるようにしたいです。

                                    N・K