長野県飯田OIDE長姫高等学校原動機部ブログ

飯田OIDE長姫高校原動機部のブログへの訪問ありがとうございます。私たち原動機部は、競技用の電気自動車・電動自転車を部員が一丸となって製作し、大会に向けて日々活動しています。このブログでは、そんな原動機部の日々の記録などを紹介しています。コメント等も大歓迎です。どうぞごゆっくりご覧ください!

矢崎製作所 企業体験

みなさんこんにちは。飯田OIDE長姫高等学校原動機部です。

 

3月の28、29日に株式会社矢崎製作所に、部員二人で企業体験に行きました。

 

 矢崎製作所はホイールを専門とする企業で、原動機部の車体のホイールを製作して頂いています。

 今回の企業体験は二回目であり、新しいホイール製作のため協力していただいています。

 

 今回は、工場見学、ホイールのCAD・CAMデータの作成、複合旋盤を用いた加工、製品の検査などをさせていただきました。

 普段の部活でも、MCを使用して金属加工をしますが、違ったことがいろいろとありました。

 まずCAMデータを作るソフトが、部活では二次元のものに対し、矢崎製作所では三次元のものが使用されていました。とても複雑そうでしたが、社員の方は使いこなしていて、解説もしていただきました。

CAD・CAMを教えていただいている様子

 そしてMCもとても全く違いました。普段使っているMCは3軸加工ですが、矢崎製作所の複合旋盤はMCの3軸加工に加え、NCの機能も付いており旋盤加工もすることができます。その分大きさも学校のものの3倍ほどありました!

MCの工具を付け替える様子

 原動機部で依頼したホイールは全部で4工程に分けて加工をし、今回の二日間では最初の2工程を教えていただきました。最初にポケット加工をして、次にドリル穴をあけました。

 加工の途中、社員の方が度々寸法を確認しながら加工をしていました。普段私が加工をするときは穴が開いているかどうかなど、簡単な確認しか行いませんが加工中に寸法測定することで、より正確な製品を作ることができるそうです。

旋盤用の生爪のバリ取りの様子

 

 体験させてもらい一番感じたのは、安全管理に対する意識の高さです。機械を操作するときだけでなく、毎日の清掃、器具の片づけなど、日々細かいところからの安全意識の高さを感じました。また、製品の品質を維持するための細かな努力をたくさん目にしました。安全管理もそうですが、日々の細かな努力や気遣いから高品質な製品が生まれるということを学ばせていただくことができました。

 将来の部活動に活かせるように、後輩に伝えていけるようにしたいと思います。

 

 現在の計画としては、7月の鈴鹿の大会で新しいホイールを使いたいと思っているため、矢崎製作所さんと協力してもらい関せさせるため、もう何度か訪問したいと考えています。